20201111 天声人语 平安朝の秋
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天声人语 11/11 平安朝の秋
平安朝を生きた藤原道長(ふじわらのみちなが)は10月28日、鎌倉(かまくら)時代の藤原定家(さだいえ)は11月7日、江戸後期の頼山陽(らいさんよう)は11月11日。どれも京の都で紅葉をめでた日付を現代の暦に換算したものである。いまの紅葉シーズンに比べるとかなり早い。
关于京都赏红叶的日子,平安时代的藤原道长写的是10月28日,镰仓时代的藤原定家为11月7日,而江户时代后期的赖山阳则写的是11月11日。这些都是换算成公历后的日期,相比与现在的红叶季要早得多。
公家(くげ)や文人たちの日記から紅葉の時期を推定したのは、農業気象学が専門の青野靖之(あおのやすゆき)・大阪府立大准教授(58)。「古い文献(ぶんけん)が多く残る京都だからこそ調べられました」。紅葉をめぐる記述(きじゅつ)から秋の気温を推定した。集まった「見ごろ情報」は平安以降1100年に及ぶ。
大阪府立大学的副教授青野靖之今年58岁,研究领域为农业气象学。他从王公大臣及文人雅士的日记中推算出过去的红叶季,并说道:“因为京都有许多古老的文献,所以才得以调查。”从红叶的描述中可以推断当时秋天的气温。他收集了平安时代之后从1100年至今的“赏叶信息”。
紅葉の時期は太陽活動の強***********けて周期的に早まったり遅くなったりした。だが江戸後期から見ごろはどんどん遅くなっていく。戦後の高度成長期以降は、紅葉を報じる新聞記事が11月後半に集中する。「都市温暖化の影響でしょう。人や建物が多く、排熱や照り返しで熱がこもります」。
红叶季的时间受太阳活动强弱影响产生周期性变化,有时来得早,有时却稍晚一些。但从江户后期时起,赏叶时间变得越来越晚。自二战结束,日本经济进入高速成长期以来,有关红叶的报道都集中在11月中下旬。青野副教授表示:“这是热岛效应所造成的。城市人口与建筑物较多,废热排放与光线反射造成了热堆积。”
青野さん作成の紅葉年表を携え(たずさえ)、先週、京都を本社ヘリから取材した。比叡山(ひえいざん)の頂上(ちょうじゅおう)こそ赤に染まりつつあるが、道長が999年に赴いた(おもむいた)嵯峨は黄色が点在するのみ。定家が1226年に「紅葉之(の)盛」と書いた賀茂あたりは木立(こだち)の緑がなお優勢だった。
上周,笔者带着青野先生制作的红叶年表,从总神社附近开始对京都的红叶情况进行调查。比叡山顶的叶子已经开始变红,而999年藤原道长于同一时段到访嵯峨地区时,却只剩下了零星的黄。1226年,藤原定家对贺茂地区冠以“红叶之盛”的美名,而现在这一地区依旧是满眼绿色,郁郁葱葱。
それにしてもさすが古都である。平安や鎌倉の昔から紅葉狩りの名所として聞こえた神社仏閣(ぶっかく)がいまも立つ。時を超えて錦秋(きんしゅう)の美を守り継ぐ千年の歴史を思う。
尽管如此,京都依旧不负古都之名。一些神社寺院从平安与镰仓时代起即为欣赏红叶的名胜景点,至今仍然林立。它们历时千年,守护锦秋之美。
このまま温暖化が進めば、歳末にカエデやイチョウが色づき始め、年明けに山々が赤く燃える時代が来るかもしれぬ。道長や定家は困惑(こんわく)するだろうか。
若气候变暖继续加剧,恐怕枫叶与银杏要到年末才会开始变色,人们要等到第二年年初才能见到火红的群山。道长与定家也一定会为此感到不解吧。
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平安朝を生きた藤原道長(ふじわらのみちなが)は10月28日、鎌倉(かまくら)時代の藤原定家(さだいえ)は11月7日、江戸後期の頼山陽(らいさんよう)は11月11日。どれも京の都で紅葉をめでた日付を現代の暦に換算したものである。いまの紅葉シーズンに比べるとかなり早い。
关于京都赏红叶的日子,平安时代的藤原道长写的是10月28日,镰仓时代的藤原定家为11月7日,而江户时代后期的赖山阳则写的是11月11日。这些都是换算成公历后的日期,相比与现在的红叶季要早得多。
公家(くげ)や文人たちの日記から紅葉の時期を推定したのは、農業気象学が専門の青野靖之(あおのやすゆき)・大阪府立大准教授(58)。「古い文献(ぶんけん)が多く残る京都だからこそ調べられました」。紅葉をめぐる記述(きじゅつ)から秋の気温を推定した。集まった「見ごろ情報」は平安以降1100年に及ぶ。
大阪府立大学的副教授青野靖之今年58岁,研究领域为农业气象学。他从王公大臣及文人雅士的日记中推算出过去的红叶季,并说道:“因为京都有许多古老的文献,所以才得以调查。”从红叶的描述中可以推断当时秋天的气温。他收集了平安时代之后从1100年至今的“赏叶信息”。
紅葉の時期は太陽活動の強***********けて周期的に早まったり遅くなったりした。だが江戸後期から見ごろはどんどん遅くなっていく。戦後の高度成長期以降は、紅葉を報じる新聞記事が11月後半に集中する。「都市温暖化の影響でしょう。人や建物が多く、排熱や照り返しで熱がこもります」。
红叶季的时间受太阳活动强弱影响产生周期性变化,有时来得早,有时却稍晚一些。但从江户后期时起,赏叶时间变得越来越晚。自二战结束,日本经济进入高速成长期以来,有关红叶的报道都集中在11月中下旬。青野副教授表示:“这是热岛效应所造成的。城市人口与建筑物较多,废热排放与光线反射造成了热堆积。”
青野さん作成の紅葉年表を携え(たずさえ)、先週、京都を本社ヘリから取材した。比叡山(ひえいざん)の頂上(ちょうじゅおう)こそ赤に染まりつつあるが、道長が999年に赴いた(おもむいた)嵯峨は黄色が点在するのみ。定家が1226年に「紅葉之(の)盛」と書いた賀茂あたりは木立(こだち)の緑がなお優勢だった。
上周,笔者带着青野先生制作的红叶年表,从总神社附近开始对京都的红叶情况进行调查。比叡山顶的叶子已经开始变红,而999年藤原道长于同一时段到访嵯峨地区时,却只剩下了零星的黄。1226年,藤原定家对贺茂地区冠以“红叶之盛”的美名,而现在这一地区依旧是满眼绿色,郁郁葱葱。
それにしてもさすが古都である。平安や鎌倉の昔から紅葉狩りの名所として聞こえた神社仏閣(ぶっかく)がいまも立つ。時を超えて錦秋(きんしゅう)の美を守り継ぐ千年の歴史を思う。
尽管如此,京都依旧不负古都之名。一些神社寺院从平安与镰仓时代起即为欣赏红叶的名胜景点,至今仍然林立。它们历时千年,守护锦秋之美。
このまま温暖化が進めば、歳末にカエデやイチョウが色づき始め、年明けに山々が赤く燃える時代が来るかもしれぬ。道長や定家は困惑(こんわく)するだろうか。
若气候变暖继续加剧,恐怕枫叶与银杏要到年末才会开始变色,人们要等到第二年年初才能见到火红的群山。道长与定家也一定会为此感到不解吧。
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