Radio Dialogue 第2回(Vol.2)
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Radio Dialogue第2回(Vol.2)を配信します。
収録は10月8日(金)の午後10:00から開始し、午前1:00頃終了しました。
「わからない」をテーマに2人の話者が話題を持ち寄って対談し、フリートークののち最近読んだ本について話しました。
各vol.ごとに編集が終わり次第、随時配信して参ります。
第3回(vol.1)の配信は10月20日頃を予定しています。
Radio Dialogueではリスナーの皆さんのコメントを募集しています。「わからない」、あるいは「わかる」についてがんがんご意見・感想・その他をお寄せください。Twitterのハッシュタグは#ラジオダイアログをお使いください。いただいたコメントは積極的に番組内で取り上げます。
番組の進行は以下の通り:
・前回収録の振り返りとPodcast配信の苦労話
・先攻:カノウソウスケ「感想文の書き方がわからない」
・後攻:GARIO「散髪のオーダーの仕方がわからない」(←今回はここまで)
・フリートーク
・読書コーナー:『火車』『文鳥』
Vol.2 Section B
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
キーワード:
散髪
髪形
アナログとデジタル
意思決定
行動経済学
プロフェッショナル
↓↓トークの解説を読む↓↓
・後攻
00:30 「差がない」:ネイマン=ピアソン流の統計学的仮説検定においては、「差がある」ことを示すために帰無仮説(二つの群に差がない)を棄却することによって背理法的に差を議論する。
01:22 モジャモジャ:ちなみに漫画『のだめカンタービレ』で主人公のだめが作曲した作品が「もじゃもじゃ組曲」である。
03:10 「小学生くらいの頃、髪の毛がストレートのサラサラ」:今となっては誰も信じてはくれない。
03:35 全か無かの法則:個々のレベルにおいて、筋繊維や神経繊維は与えられた刺激が閾値を超えないとまったく反応せず(無)、閾値を超えると最大限に反応する(全)という法則。ただし、筋繊維や神経繊維が集まって総体となった場合、最大限反応する要素とまったく反応しない要素の割合によって、刺激に対する反応の強弱が発生する。
04:34 大学院生:教育研究機関である大学院に所属する学生。俗に「院生」と称される。生息場所は研究室や大学によって千差万別。
05:07 ドレッドヘア:正確には「ドレッドロックス」。ジャマイカのラスファタリ運動を発祥とする髪形。髪の毛が互いに絡み合ってロープのようになっている。本来は自然にロープ状になるものらしいが、人工的に作ることができる。→ドレッドロックス-Wikipedia|https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
05:08 アフロヘア:「アフリカ系の髪形」を意味する、パーマによって髪を大きく丸く膨らませた髪形。アフロ櫛による手入れが不可欠で、それを怠るとドレッドヘアになる。ただし、アフリカ系の人々に比べると直毛傾向の強い日本人はその限りではないと思われる。
05:36 「アフロもドレッドも髪の毛が洗えない」:これは一部間違い。アフロはふつうに洗髪できるらしい。一方、ドレッドが洗髪しにくい髪形なのは確かなようで、専門の理髪師による洗髪が行われるらしい。
06:25 スポーツ刈り:前髪を少し長めに刈り上げる髪形。ところで、GARIOはこの時点では丸刈り=スポーツ刈りだと勘違いしている。→スポーツ刈り-Wikipedia|https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E5%88%88%E3%82%8A
06:35 「スポーツ刈りは北海道の方言である」: カノウは漫画『動物のお医者さん』でそういう言葉を読んだ気がしたのだがどうだったか。
07:56 角刈り:日本料理人に典型的な髪形。スポーツ刈りに似るが、前髪と横髪のつなぎ目が角っぽいのが角刈りであるらしい。
08:51 「めいじょうしがたき」:名状しがたき。「言葉で表現するのが難しい」という意味の形容詞。一般的な形容詞だが、一部コミュニティからは『クトゥルフ神話』を連想させるものとして知られる。
08:55 「さんち」:SAN値。クトゥルフ神話を題材としたTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)『クトゥルフの呼び声』で用いられるパラメータのひとつ。正気度(Sanity値)のことであり、SAN値が低くなるとプレイヤーは狂気に陥ってしまう。日常的には、宇宙的恐怖や冒涜的な出来事に遭遇したときにSAN値は下がるとされる。参考として→テーブルトークRPG-Wikipedia|https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AFRPG
08:59 名状しがたい夏休み:正しくは『クトゥルフ神話TRPGリプレイ みなせゼミの名状しがたき夏休み』。GARIOはゲームショップで見かけて、そのタイトルの奇抜さに圧倒されただけで、実際に読んだことはない。参考として→リプレイ(TRPG)-Wikipedia|https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4_(TRPG)
09:07 日本橋(にっぽんばし):大阪の代表的な電気街・オタク街。大型家電量販店が各地に展開された昨今、むしろオタク街としてのアイデンティティを確立し始めている。東京には同様の地名で「日本橋(にほんばし)」がある。
11:40 渡哲也:日本の俳優。『西部警察』などのドラマで有名。同作品での角刈りにサングラス姿は彼のトレードマークと言える。後述の石原裕次郎が設立した芸能事務所「石原プロモーション(俗に石原軍団)」に所属しており、かつては取締役も務めていた。
11:43 石原裕次郎:日本の俳優・マルチタレント。故人。元東京都知事の石原慎太郎の弟。『嵐を呼ぶ男』などの映画、『西部警察』『太陽にほえろ!』などのドラマで有名。生前から死後の現在まで熱狂的なファンがいる。ただ52歳で亡くなっているので、1980年代後半以降の生まれの人だと、彼の情報に接する機会がないことも多い。
12:51 「どっちのパンを買うか、どっちのパンが重いかではかっていた」:実話。こんな方法で食品を購入する人と遭遇したのは、当時のGARIOの生涯の中では初めてだった。ちなみにGARIOも「腹いっぱいになると作業効率が下がる」と言って3食をみかんゼリーで済ませていた時期があり、あまり人のことは言えない。
13:27 「今明かされる、『マジか』」:カノウにとってすればその事実をGARIOが覚えていたことの方が驚きであった。
14:41 行動経済学(Behavioral Economics):経済学の一分野。合理的で利己的な人間像である「合理的経済人」を採用する典型的な経済学と異なり、行動経済学は観察・実験を通じて得られる現実に近い人間像を採用して、社会経済現象を分析・説明する。簡単に言えば、経済学に心理学がくっついたような学問。
14:45 「ジャムの銘柄が多いほど、意思決定のコストが高まる」:「ジャムの法則」のこと。選択肢が多いと判断を下しにくくなる(判断を下すのにストレスがかかる)という法則。ジャムの銘柄が少ないケースと銘柄が多いケースを比較すると、後者でジャムを購入した人数が前者より少なくなるという実験結果から導き出された。これによって「豊富な商品展開が顧客の満足度を高める」という戦略が必ずしも最適でない可能性が提起され、さまざまな市場の商品・サービスの販売戦略に影響を与えたとされる。
14:54 「ハーバード白熱教室の人」「目の見えない人」:上記のジャムの法則を提唱した科学者シーナ・アイエンガーのこと。コロンビア大学ビジネススクール教授。病気で視力を失っている。主な著書に「選択の科学」がある。
16:44 「けいらく」:経絡。東洋医学において、気や血や水が体内を流れる通り道として考えられているもの。鍼灸院などに行くと、概して全身の経絡を表した人体図が診察室に貼ってある。
17:27 「デジタルじゃない処理」:「デジタル」とは、ある量をとびとびの値で表現すること。「デジタルじゃない」ということは、ある量を連続的な値で表現することである。ここでは、美容師が染料を調合するなら、無数の中間色が存在しうるので、単純に「茶」とか「金」という感じで髪色を指定できないね、という程度の意味。
17:53 「アナログ処理」:「デジタルじゃない処理」と同義。髪の染め方がアナログ処理ならば、髪色の指定の仕方は「明るめで」とか「軽やかに」みたいな言い方になるのだろう。
19:57 「理髪師(理容師)と美容師は資格が違う」:理容は「頭髪の刈込や顔そりによって容姿を整えること」で、美容は「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により容姿を美しくすること」なので、技術的には類似していても目的が異なる。業務範囲も法律で定められており、理容師法・美容師法がそれぞれ存在する(2015/10/18現在)。
20:16 ごめんね。
20:58 モヒカン:頭の左右を刈り上げて、中央部分だけ残した髪形。インディアンの髪形を発祥とするが、今のモヒカンは1970年代のパンク・ファッションで流行したもの。かなり特徴的なので、カタギの人はしない方が良い。
21:01 『タクシードライバー』:マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の1976年のアメリカ映画。元海兵隊員のタクシードライバーである主人公が、腐敗した社会への怒りや失望から過激な行動に出るという話。終盤で主人公が髪形をモヒカンにするというくだりがある。
21:10 アメリカン・ニューシネマ:1960年代後半から70年代後半にかけて起きたアメリカ映画史上のムーブメント。初期の作品に『俺たちに明日はない』『ワイルドバンチ』など。
23:38 「QBクラブ」:正しくは「QBハウス」。シャンプーや顔そりサービスを排したヘアカット専門店。駅の構内で見かける人も多いだろう。カットに要する時間は約10分。料金は税込みで1,080円。ちなみに「QBクラブ」はアメリカンフットボール用品の専門店。
24:55 「自分の髪の毛を切らない村人の~」:「床屋のパラドクス」のこと。「ある村でただ1人の床屋は、『自分でひげを剃らない村人のひげを剃り、それ以外の村人のひげは剃らない』という規則に従う。この場合、床屋自身のひげは誰が剃るのか」という問題は、次のような2つの矛盾を生む。第1に、床屋が自分のひげを剃らないなら、床屋は『自分でひげを剃らない村人』になるので、『自分でひげを剃らない村人のひげを剃る』という規則に従って自身のひげを剃らなければならなくなって矛盾に陥る。第2に、床屋が自分のひげを剃るなら、床屋は『自分でひげを剃らない村人のひげを剃る』という規則に矛盾する。集合論のパラドクスである「ラッセルのパラドクス」を具体的に描写したもの。→床屋のパラドックス-Wikipedia|https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%8A%E5%B1%8B%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
25:47 『のだめカンタービレ』:二ノ宮知子の漫画。クラシック音楽をテーマとしている。ドラマ、アニメ、実写映画化されており、一般的な知名度もきわめて高い。
28:08 ゲシュタルト(Gestalt):ドイツ語で「形」「形態」「状態」。ここでは特にゲシュタルト心理学における「全体性」「全体的な枠組み」という概念を指している。美容師は施術するとき、細部ではなく、全体的な髪形を見据えているのだろうという程度の意味。
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